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売春村としての過去を持つカンボジアの「スワイパー村」を紹介

売春村としての過去を持つカンボジアの「スワイパー村」を紹介

投稿日:2018年8月31日 カテゴリ:コラム 閲覧数:7003

皆さんは「スワイパー村」という場所をご存知でしょうか?
東南アジアの王国・カンボジアにある村なのですが、
実は売春村として栄えていた過去を持っています。
現在は売春産業はほとんど行われていませんけどね。

売春が活発だった頃は世界中から男性が訪れていたスワイパー村。
今回はその歴史をかいつまんでご紹介します。

スワイパー村はどこにある?

スワイパー村はカンボジアの首都・プノンペンにあります。
Googleマップで見ると下記のような感じです(赤いピンの場所)。

プノンペンの都市部は非常に発展している光景が見られますが、
それ以外の地域ではたくさんの貧困層が住んでおり、
場所によって貧富の差がはっきりしています。
スワイパー村は後者の地域に属する場所ですね。

売春活動の実態

1990年代、貧困が広がっていたカンボジアでは各地に置屋街が誕生していきました。
スワイパー村もその一つ。
村のあちこちにある置屋で、売春が活発に行われていたんです。

そこでプレイの主な相手になっていたのは、なんと10代の少女!
噂によると少女だけでなく、少年も売春に参加していたとか……。
少女
借金に苦しむ家族から裏稼業へ売り飛ばされてしまった……
スワイパー村で必死に売春を行う少女たちの過去は、大方そんなところだったそうです。
少女たちの生活は最低限のレベルで保障され、稼いだお金の一部には両親たちにも流れていたのではないか、
そう推察されています。

そんなスワイパー村ですが、もちろん少女好きの紳士たちにとってはまさしく桃源郷と呼べる場所でした。
村の存在は口コミで世界に広まり、各国から少女好きの男性が絶えず集まりました。
そうして住民の生活を支え続けるほどには強力な売春産業でしたが、やがて陰りが見え始めます。

売春産業の衰退

摘発
スワイパー村での売春活動が下火になったのは2000年に入ってからです。
その頃にはNGO団体が村への介入を始めていました。
NGOが動いたのを確認して、警察も摘発を開始。
そして2003年に一斉摘発が行われたことで、スワイパー村の夜遊び業は壊滅しました。
NGOや警察の活動はその後も続き、10年ほどの年月がたってようやく売春活動が完全になくなったというわけです。

……表向きには。
そう、実は現在も秘密裏に売春を行っているお店があるらしいとのこと。
あくまで噂なので、真実かどうかはわかりませんが……

壮絶な歴史を持つスワイパー村

いかがでしたか。
かつてはエッチな男性から桃源郷と呼ばれていたスワイパー村。
旅行でカンボジアを訪れた際に立ち寄り、
売春産業が盛んだった過去に思いを馳せる……それも一興かもしれません。